一括実行でテストが失敗し、失敗原因がわからない場合のメンテナンス方法について説明します。
失敗したテストケースを再度実行する
一括実行をし、その中のいくつかのテストケースが失敗した場合
失敗したテストケースのみ、単体実行もしくは一括実行します。
特定のテストケースのみ一括実行する詳しい手順はこちらをご覧ください。
- 失敗した場合
- その失敗したテストケースは他のテストケース(一括実行時に成功し、今回実行しなかったもの)に依存しているため失敗した可能性があります。依存関係を考慮して再度テスト実行を行います。
- プロダクトの変更により失敗した可能性があります。テスト結果画面のエラーメッセージを確認し、修正します。
- 成功した場合
- 不安定なテストケースである可能性があります。テスト編集画面を開き、テストケースを安定させるよう修正し、単体実行して確認します。
不安定なテストケースを修正する
- 失敗したステップの前に待機時間を入れる(UI要素が存在/一致するまで、固定値など)
- 参考: 待機コマンド
- 失敗したステップのUI要素に指定しているロケータを変える
- 実行時毎に変化するロケータから変える
- 金額、日時を基準としているもの
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例) xpath=//output[text()='7,000円']
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- 変化する可能性のあるvalueやidなどを基準としているもの
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例) xpath=//input[@value='mp62130']
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- 金額、日時を基準としているもの
- 実行時座標指定操作になってしまっているUI要素を変える
- 実行ログに「[警告] 要素指定による操作に失敗したため、座標指定の操作でリトライします。ただし、要素の上に別の要素が重なっている場合には上にある方の要素がクリックされてしまうことがあります。」と表示されているUI要素です。
- 実行時毎に変化するロケータから変える