「クリックしてファイルアップロード」コマンドを使うと、予めMagicPodに登録しておいたファイルをファイルアップロードのテストに使うことができます。
1.MagicPodへファイルをアップロード
コマンドを追加して「ファイルを選択」ボタンをクリックすると
ファイル選択・登録用のダイアログが表示されるので、必要に応じてファイルを登録してください。(最大アップロードサイズは52MB)
テスト対象のWebサイトが複数ファイルのアップロードに対応している場合、MagicPodでも複数のファイルを選択してアップロードすることもできます。
また、登録したファイルはプロジェクト単位で共有されるので、同じプロジェクト内であれば別のテストケースでもそのファイルを選択することができます。
2.ファイルアップロードのUI要素を指定
「UI要素をドロップ」にファイルアップロードのUI要素を指定します。
ブラウザ標準のファイルアップロードボタンの場合
ブラウザ標準のファイルアップロードボタン(ブラウザによりますが、以下のようなデザインをしています。type属性がfileのinput要素です)の場合、このボタンとその右側のファイルパス名エリアを合わせて1つの要素になっています。
前述の「クリックしてファイルアップロード」コマンドのUI要素にこの要素を選択し、アップロードしたいファイルを選択するとファイルアップロードができるようになります。
独自デザインのファイルアップロード要素の場合
多くのサイトでは、上記のブラウザ標準のボタンではなく専用にデザインされたファイル選択ボタンが実装されています。たとえば、MagicPodでもまさに前述のファイル選択・登録ダイアログで独自のファイル選択ボタンが使われています。
この場合はボタンそのものの操作はできないため、ファイルアップロードエリアに対応する、type属性がfileのinput要素に対してコマンドを実行します。
基本的には「ブラウザ標準のファイルアップロードボタンの場合」と同じようにボタン要素(上の図では「選択」ボタン)を指定すれば、MagicPodが自動的に必要なinput要素を探し出します。ただし、WebサイトのHTMLの構造によっては自動的な決定が難しい場合もあります。以下のようなメッセージが表示された場合には、メッセージに表示された候補を確認の上手動でロケータを設定してください。
key=xpath, value=//input[@name='foo']が候補ですが、元々選択した要素からは離れています
key=id, value=fooとkey=id, value=barが候補ですが、どちらも元々選択した要素から最も近くにあるため片方を選択できませんでした
新しいロケータを追加するのガイドに従って、ファイル選択ボタンのロケータを追加します。入力する内容は、上の段がエラーメッセージのkey、下の段がエラーメッセージのvalueとなります。
2つめのメッセージが表示されていてどちらが正しい要素か分からない場合、もしくは候補が表示されなかった場合は、開発チームへ確認するなどして正しい要素を探してください。