MagicPodDesktopのプロキシ設定
MagicPodDesktopは、インストールされたPCのプロキシ設定を自動的に利用してインターネットに接続するため、通常は特別なプロキシ設定は不要です。ただし、プロキシサーバが認証を必要としていたりするとプロキシ設定の自動利用がうまくいかないため、その場合は以下の方法でMagicPodDesktopのプロキシ設定を行ってください。
まず、MagicPodDesktopの設定ファイルmagic_pod_config.jsonを開きます。このファイルは、Windowsであれば「C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Roaming\magic_pod_desktop」に、Macであれば「/Users/<ユーザー名>/Library/Application Support/magic_pod_desktop」にあります。この設定ファイルに対し、以下のように必要なプロキシ情報を設定してください。
{
...
"proxyServerUrl": "URL指定、auto(OS設定を利用)、none(プロキシを利用しない)のいずれか。省略するとauto",
"proxyServerAuthType": "none(認証なし)、basic、ntlmのいずれか。省略するとnone",
"proxyServerAuthUser": "プロキシ認証時のユーザー名",
"proxyServerAuthPassword": "プロキシ認証時のパスワード",
"proxyExcludedDomains": [
"プロキシ適用対象外とするドメイン名",
"ドメイン名は複数にわたって記述できます",
"サブドメインも適用対象外となります"
],
...
}
プロキシが自己証明書を使用している場合
この場合、MagicPodDesktopはPCのプロキシ設定を利用することができません。「追加のルート証明書」をテスト実行設定パネルの詳細設定タブから指定するようにしてください。
例えばZscalerを使用している場合、この入力欄にC:\Users\**\Downloads\ZscalerRootCertificate-**.crtのようにフルパスで入力します。
上記の設定を行なってもMagicPodDesktopにログインができない場合は、magic_pod_config.jsonに以下のように設定を追加してください。
{
...
"testCondition": {
"extra_ca_certificates": {
"local_file_paths": [
"追加のルート証明書ファイルへのパス"
]
}
...
}
iOS シミュレーターにルート証明書をインストールする
iOS シミュレータをお使いの場合、プロキシを介して通信をさせるには、iOSシミュレータにルート証明書のインストールが必要です。こちらについても、「追加のルート証明書」をテスト実行設定パネルの詳細設定タブから指定するようにしてください。
テスト対象サイトに接続するためのプロキシ設定
テストを実行するブラウザがマシンに設定されたプロキシ設定を利用するため、通常は特別な設定は不要です。
ただし、ベーシック認証が必要なプロキシの場合、ブラウザを開くたびにパスワード聞かれてしまいます。OSのプロキシ設定でプロキシサーバのホストを<プロキシユーザー名>:<プロキシパスワード>@ホスト(例: user:pass@proxy.example.com)のようにしておけば、毎回パスワードを聞かれなくなります。