「条件分岐」のコマンドを使うと、特定の条件が満たされた場合のみ処理を行うことができます。例えば、「変数の値が一致する場合」というコマンドを使うと、「特定の月で場合のみ、変数に30を保存」といった処理が可能になります。「〜の場合」の条件が満たされた場合は、「〜の場合」のコマンドと次の条件分岐コマンド(「または〜の場合」、「その他の場合」、「条件分岐終わり」)の間にある処理が実行されます。
「または〜の場合」コマンドと「その他の場合」コマンドを挿入することもでき、より複雑なテスト手順を記述することができます。例えば、条件分岐コマンドとして「〜の場合」コマンドと「または〜の場合」コマンドを使うとき、「〜の場合」コマンドを満たさない場合に、「または〜の場合」コマンドが評価されます。「または〜の場合」が満たされた場合には、それに続くコマンドが実行され、「または〜の場合」が満たされない場合には次の条件分岐コマンドが評価されます。
「または〜の場合」や「その他の場合」を挿入したいとき、右クリックメニューを使って挿入することができます。「〜の場合」と「条件分岐終わり」の間で、右クリックもしくはテストステップの右端にマウスカーソルを合わせると表示されるメニューアイコンから右クリックメニューを表示できます。「または〜の場合」を挿入する場合、挿入後にコマンドセレクターを使用して、適切な条件分岐コマンドに変更してください。
「または〜の場合」や「その他の場合」を挿入もしくは移動したために、不適切な構造になった場合には、ステップエラーが表示され、テストの実行や共有ステップの作成が制限されます。ステップエラーが表示されている場合、データは適切な形に修正されて保存されていますが、意図と異なる保存である可能性が高いため、画面のステップエラーを解消して意図通りのテスト手順とするようにしてください。