このページでは、さまざまな組み合わせのローカルPC環境でテストを作成・実行する手順を説明します。
目次
1.Android実機 + apkファイルのテスト
Android実機と、Androidアプリの実体であるapkファイルを使ってテストを作成・実行する手順も、iOSの場合とおおむね同じです。ただし、ターゲットOS・アプリを指定する方法と画面キャプチャを取得する方法が、iOSの場合と少し異なります。
apkファイルを使用する場合、OSに「Android」を、アプリ種別に「.apkファイル」を指定し、そして「.apkファイルのフルパスを入力」の欄にapkファイルのフルパスを指定します。
apkファイルのフルパスは、iOSの場合と同様、apkファイルをoption(alt)キーを押しながら右クリックし、「パス名をコピー」で取得します。
続いて端末への接続ボタンを押す前に、Android実機をUSBケーブルでPCにつなぎます。端末のロックは解除しておきます。また、USBデバッグの許可ダイアログが出るので、OKを押してデバッグを許可しておきます。
端末をつないだ後、テストケース編集ページの接続ボタンを押し、しばらく待つと、実機上にapkファイルのアプリがインストールされ、アプリが起動します。
あとはこのアプリに対して、画面キャプチャ取得・テスト作成・テスト実行を行うことができます。
ちなみに、Androidエミュレータを立ち上げた状態で同様の操作をすれば、実はAndroidエミュレータでもテストを行うことができます。
2.Android実機 + インストール済アプリのテスト
MagicPodでは、Android実機のインストール済アプリをテストすることも可能です(apkファイルも不要で、自社アプリでなくても構いません)。この場合は、「パッケージ/アクティビティ」というシステム情報でテスト対象アプリを指定します。
アプリの「パッケージ/アクティビティ」の値は、以下の方法で調べることができます。
- Android実機をUSBケーブルでPCにつなぎます。
- ターゲットOSを「Android」、「パッケージ/アクティビティ」の値を空にしてテストケース編集ページの「接続」ボタンを押し、端末と接続します。
- 接続が確立されたら、端末を手作業で操作してテスト対象のアプリを起動します。
- テストケース編集ページのターゲット指定ポップアップを開き、「アプリ情報を取得」ボタンを押します。しばらく待つと、起動中のアプリの「パッケージ/アクティビティ」の情報がセットされます。
「パッケージ/アクティビティ」情報を取得したら、あとはこの情報で指定したアプリに接続・起動して、画面キャプチャ取得・テスト作成・テスト実行を行うことができます。
3.iOS実機 + ipaファイルのテスト
iOS実機と、iOSアプリの実体であるipaファイルを使ってテストを行う場合は、テスト対象に次の値を指定します。
- OS: iOS
- 端末の種類: 実機
- チームID: Apple開発者プログラムのチームID
- アプリ種別: .ipaファイル
- .ipaファイルのフルパスを入力: PC上のipaファイルのフルパス
あとはiOS実機をUSBケーブルでPCにつないで、画面キャプチャの取得やテスト実行を行うことができます。
- 端末のロックは解除しておきます。
- 図9のような確認ダイアログが表示されるので、「信頼」をタップしておきます。
- その他エラーが発生して端末との接続やテスト実行がうまくいかない場合は、こちらの回避策を試してみてください。
4.iOS + インストール済アプリのテスト
MagicPodでは、iOSシミュレータまたは実機のインストール済アプリをテストすることも可能です(appファイル・ipaファイルも不要で、自社アプリでなくても構いません)。この場合は、「バンドルID」というシステム情報でテスト対象アプリを指定します。
アプリのバンドルIDは、次の方法で調べることができます。
- Apple App Storeに公開されているアプリの場合は、Bundle ID Finerのサイトにアプリ名またはApp StoreページのURLを入力して調べることができます。
- 端末に最初からインストールされているアプリの場合は、こちらにバンドルIDの一覧が記載されています。
その他エラーが発生して端末との接続やテスト実行がうまくいかない場合は、こちらの回避策を試してみてください。