このページでは、ローカルPC環境でAndroidのテストをする場合に必要なセットアップ手順を説明します。ここでは、Mac PC + Android実機上でのセットアップ手順について説明しています。なお、Windows PCは未対応です。
MagicPodの動作環境についてはサポート環境を参考にしてください。
目次
1.Java
Java9以上が必要です。
Macの「ターミナル」を開いて(開き方はこちらの記事を参考にしてください)、「 java -version」を実行し(図1)、「java version "***"」(***の部分は9以上の数字)という表記が確認できれば、適切なバージョンのJavaがインストールされており、何もする必要はありません。
もしインストールされていない場合は、こちらの記事を参考にJava9以上のJDKをインストールしてください。
2.Android SDK一式(tools, platform-tools, build-tools, API)
Androidの開発キットです。Android SDKはAndroid Studioと同時にインストールされるので、Android Studioをインストールしましょう。
インストールは簡単です。まず、ダウンロードサイトからAndroid Studioをダウンロードし、ダウンロードされたdmgファイルをダブルクリックします。すると図2の画面になるので、「Android Studio」を「Applications」にドラッグ&ドロップします。
あとインストーラに表示される手順に沿って、図3のようにボタンを押し進めていけばOKです。
インストールが完了し、図4の画面が表示されたらAndroid StudioおよびAndroid DKのインストールは成功です。
3.Android端末
Android端末(OSバージョン5.0以上)を用意し、開発者向けの設定をONにする必要があります。
まず、Android端末のホーム画面にある「設定」アプリ(図5)をタップして開きます。
続いて「端末情報」を選択し、(図6)
表示された「ビルド番号」(図7)を7回連続でタップします。
すると「設定」の一覧に「開発者向けオプション」(図8)が表示されるので、移動します。
移動先で、以下のように設定を変更します。(図9)
- 「開発者向けオプション」「スリープモードにしない」「USBデバッグ」をONにします。
- 「ADBでインストールしたアプリの監視」(「ADB/ADT経由でインストールされたアプリに不正な動作がないかを確認する」という項目名の場合もあります)をOFFにします。
- 「ウィンドウアニメスケール」「トランジションアニメスケール」「アニメーター再生時間スケール」の値を「アニメーションオフ」にします。
- Xiaomiの端末では「開発者向けオプション」の中に「USBデバッグ(セキュリティ設定)」という項目があるので、それも合わせてONにします。
- OppoやSamsungの端末では、「開発者向けオプション」または「セキュリティ」の設定で、「Disable Permission Monitoring」をONにするか、「App Permission Monitor」をOFFにします。
4.USBケーブル
Android端末とPCのUSB端子をつなぐUSBケーブルを用意する必要があります。こちらの画像にあるような形のものを用意してください。おそらくAndroidの充電ケーブルを流用できると思います。テスト実行時には、このケーブルを使ってPCから端末を操作します。
5.テストしたいアプリ
テスト対象の端末にあらかじめインストールしておくか、アプリの実体であるapkファイルを用意し、PC内の適当な場所に配置しておいてください。
apkファイルはAndroid開発者にとってはおなじみのファイルなので、アプリの開発担当者に頼めば用意してもらえるはずです。