Googleアカウントへのログインを行うステップを実行した際、以下のようにGoogleによってログインがブロックされてしまうケースがあります。
MagicPodではChrome、Edgeを使用したテストを行う場合、ブロックされない仕組みを提供しています。ただし、不定期に下記のような本人確認の画面が表示されてテストが失敗することがあります。
対策として、毎回必ずGoogle認証システム(Google Authenticator)を用いた二要素認証を通すように設定することでテストをより安定させることができます。ここでは二要素認証を用いたログイン方法について解説します。
目次
事前準備
Googleアカウントにて対象Googleアカウントの2段階認証プロセスを有効化し、認証システム(Google Authenticator)を追加してください。
認証システムを追加する際、「スキャンできない場合」をクリックし、表示された認証キーを手元に保存してください。テストケース内でのパスコードの生成に使用します。
以下のように2段階認証プロセスの有効化および認証システムが追加されていれば準備完了です。
ログイン方法
実際の画面の表示順番や表示されるUIは異なる可能性があります。本ヘルプページを参考に実際の画面に合わせて調整してください。
- Google認証用のページに遷移し、メールアドレスとパスワードを入力してください。
- パスワード入力後の画面で「別の方法を試す」をクリックすると以下のように複数のログイン方法が表示されます。ここで「Google認証システムアプリから確認コードを取得する」をクリックしてください。
- 二要素認証用のパスコードを生成して保存コマンドでパスコードを生成します。本コマンドで使用するキーには事前準備のセクションで保存した認証キーを使用してください。セキュリティ上、認証キーは下記ステップ画像の${2factor_key}のようにシークレット共有変数にしてください。
- タイミングによって二要素認証は失敗することがあります。条件分岐コマンドを使用し、失敗した場合に再認証することを推奨します。ここでは5秒経過後も「次へ」が表示されていた場合はログイン失敗と判定し、再度認証を行う作りとしています。
(参考)ステップ全体像
(参考)共有変数の設定例
補足事項
制約事項
- Firefox、Safari、IE11についてはブロックが回避が出来ません。
- Googleによる自動ログインをブロックする仕組み、及び本人確認を行う仕組みが変更された場合、 記載の方法でもログインできなくなる可能性があるためその点ご了承ください。
ブロックされないアカウントについて
新しく作成したGoogleアカウントの場合、自動ログインはブロックされないようです。Safariを用いたテストケースでGoogleログインを行う必要があるなど、上述の手順が使えない場合は、Googleアカウントの新規作成も検討してみてください。