カレンダーで任意の日付をクリックするテストの作成方法を紹介します。ここではHOTEL PLANISPHERE(テスト自動化の学習用の練習サイト)の宿泊予約ページのカレンダーを例に解説します。テスト対象サイト(アプリ)の実装によって細かい実装方法は異なりますが基本的なテストステップは同様です。カレンダーのテスト作成について不明点がある場合はこのUIについて問い合わせるよりMagicPodサポートにお問い合わせください。
テスト対象カレンダー
1週間後の日付をカレンダーから選択する場合のテストステップ前半
1週間後の日付をカレンダーから選択する場合のテストステップ後半
作成方法
1.「日時計算」コマンドで必要な日付データを定義する
ここでは1週間後の日付をカレンダーから選択するテストステップを作成していきます。「日時計算」コマンドで以下5つの変数を定義してください。
- 今月: 日時:「現在」、日付種別:「月」、日付書式: 「数字」*ゼロ埋めはしない
- 今日の日: 日時:「現在」、日付種別:「日」、日付書式: 「数字」*ゼロ埋めはしない
- 月末日: 日時:「現在」、日付種別:「月末日」、日付書式: 「数字」*ゼロ埋めはしない
- 一週間後の月: 日時:「1週間後」、日付種別:「月」、日付書式: 「数字」*ゼロ埋めはしない
- 一週間後の日: 日時:「1週間後」、日付種別:「日」、日付書式: 「数字」*ゼロ埋めはしない
2.カレンダーを表示する
カレンダーを表示するために「宿泊日」入力エリアをクリックするステップを入れてください。
3.新しいロケータを追加する
いずれかの日付のUI要素を選択し、ロケータ横のアイコンから複製して新しいロケータ「//a[text()='${1}']」を追加してください。ここでは変数「${1}」を使ったロケータを追加することでテストステップから日付の値を渡せるようにしています。詳しい方法については新しいロケータを追加・編集するをご確認ください。
4.条件分岐を用いて任意の日付をクリックする
今日(テスト実行日)が月末日の場合、このサイトでは翌月のカレンダーが表示される仕様となっています。表示されているカレンダー内に1週間後の日付は必ず存在するためそのまま日付をクリックします。
一方で1週間後の日付が来月となる場合、現在表示されているカレンダーから日付を選択することができません。そのため、1週間後の日付が来月となる場合のみ翌月のカレンダー表示するアイコン「>」をクリックする必要があります。条件分岐を使用することで「1週間後の日付が今月である場合」と「1週間後の日付が来月となる場合」で処理を分けることができます。条件分岐の詳しい使用方法については条件分岐の活用をご確認ください。
使用するコマンド
-
変数の値が一致する場合
- 変数「今日の日」の値が「${月末日}」と一致する場合
- 変数「今月」の値が「${一週間後の月}」と一致する場合
-
クリック
- 日付(手順3で新しく追加したロケータ)をクリックするステップでは「${一週間後の日}」を入力欄にセットする
- その他の場合
- 条件分岐終わり