Webサイトやモバイルアプリ上で、動画が正しく再生・停止されるかを確認するテストケースの作成方法について説明します。
目次
再生の確認
動画が再生されていることを確認する場合は、まずUI要素の画像を保存コマンドを使用して、動画の初期画面をあらかじめ保存しておきます。
その後、動画を一定時間再生したうえで、UI要素の画像が一致しないことを確認コマンドを使用します。
これにより、再生前に保存した初期画面と、再生後に表示されている画面が一致しないことを確認することで、動画が正常に再生されていることを検証することが可能です。
一連のテストステップは以下のようになります。
停止の確認
動画が停止していることを確認する場合は、まず動画を一定時間再生した後、停止させます。
次に、UI要素の画像を保存コマンドを使用して、停止状態の動画画面を保存します。
その後、待機コマンドで数秒間待機し、続けてUI要素の画像が一致することを確認コマンドを使用します。
これにより、動画を停止してから数秒経過しても画面が変化していないことを確認できるため、動画が正常に停止していることを検証できます。
一連のテストステップは以下のようになります。
AIで確認
多くの動画プレーヤーでは、再生ボタン・シークバー・タイムスタンプといった動画内の要素を個別のUI要素として取得できません。そのため、これらの状態を通常の確認コマンドでは確認することはできません。
しかしながら、生成AI関連機能の一つであるAIアサーションを利用することで、AIがこれらの要素を認識し、それに基づいて動画の再生や停止が正しく行われているかを確認することが可能です。
動画の再生が行われていることを確認
たとえば、動画を約5秒間再生して一時停止し、その際のタイムスタンプを確認することで、動画が正常に再生されているかを確認できます。テストの結果は以下のようになります。
動画の再生が完了したことを確認
動画のタイムスタンプが再生前と再生後で以下のように表示される場合、
<再生前>
<再生後>
以下のようなプロンプトを使用することで、動画の再生が完了したことを確認できます。
※シークバーやタイムスタンプの挙動(例:再生後に開始時へ戻るなど)は、動画プレーヤーによって異なります。そのため、お使いの動画プレーヤーの仕様に合わせて、適切なプロンプトを設定してください。
曖昧なプロンプトは避ける
「動画が再生されていることを確認」「動画の再生が完了したことを確認」というようなプロンプトを用いても成功する場合は多いですが、以下のようにテストが失敗するケースもあります。
そのため、できる限り再生ボタンの状態やタイムスタンプの変化など、具体的な状況を確認する内容をプロンプトに記述することが推奨されます。