履歴の機能を使うと、テストケースや共有ステップに対する変更履歴を確認することができます。
これにより、いつ、誰が、どのような意図で変更したのかが明確になります。
目次
変更内容の表示
過去の変更内容を表示するには、テストケース編集画面(もしくは詳細画面)において、メニュー内の「履歴を表示」を押下し、履歴閲覧画面に遷移します。
履歴一覧
画面右側で、これまでに保存された履歴の一覧を確認できます。コメント、更新日時、ユーザ名が表示されます。
表示順は更新日時が新しいものが上になります。
「履歴」のチェックボックスを選択すると、「変更差分」の左に古いバージョン、右に新しいバージョンが反映されます。
※ チェックボックスに3件以上チェックすることはできません。
変更差分
画面左側で、「履歴」で選択した時点でのテストステップ内容がそれぞれ表示されます。
UIサムネイル表示の切り替え
テスト実行結果画面と同様に、各ステップにホバーした際にUIの画像をサムネイル表示することができます。
この機能はデフォルトで無効化されています。
差分ハイライト表示の切り替え
左右のテストステップの差分をハイライトして表示することができ、どのような変更があったかを簡単に確認することができます。
これらの機能は、下記の設定により有効無効化できます。
各ステップに対するUIとUI要素の履歴
履歴閲覧画面で各ステップに指定されたUIとUI要素に対する変更履歴を確認することができます。
以下のアイコンをクリックすると、UIとUI要素の詳細が開きます。
※このアイコンはステップのコマンドがターゲット要素を持ち、有効なUI要素が設定されている場合に表示されます。
アイコンを押下すると以下のようにUIとUI要素の詳細が開きます。
ここでは次のような情報を確認することができます。
- UI名
- UI画像
- UI要素(赤枠の箇所)
- 要素名
- ロケータ
制約事項
- 差分ハイライトについて、画像差分確認名の変更には対応していますが、画像差分確認パターンや期待値画像の変更には対応していません。(※今後のアップデートにより改善予定です。)
- また、以下のデータについては詳細の表示に対応していません。
- コマンド
- WebAPIコール
- 画像差分チェック
- フリーハンドで図形を描画
- 位置情報を設定
- ファイルアップロード
- コマンド
変更内容の保存
自動保存、もしくはコメントをつけて手動保存ができます。
自動保存
テストケースを編集すると、自動でMagicPod上に保存されます。
変更履歴には、複数回の変更であっても一定時間内の変更は1つの変更として保存されます。
また、テストケースや共有ステップが新規作成や複製により追加される際にも初期データとして保存されます。
自動保存時のメッセージ一覧
- 自動保存: テストケース更新
- テストケースが更新されたときのメッセージとして保存されます。
- 自動保存: UI整理
- UI整理を実行した際のメッセージとして保存されます。
- 自動保存: 複製操作
- テストケースの複製操作時に保存されます。
- 自動保存: 初期データ
- テストケースが作成されたときに初期データとして空のステップが保存されます。
- 共有ステップが作成されたときに初期データとして保存されます。
- 自動保存: 共有ステップ更新
- 共有ステップが更新されたときのメッセージとして保存されます。(テストケース編集ページの履歴では表示されず、共有ステップ編集ページの履歴にて表示されます。)
- 自動保存: {日時} {タイムゾーン}のバージョンを復元
- 復元機能を利用したことにより、テストケースまたは共有ステップが更新された時のメッセージとして保存されます。
コメントをつけて手動保存
テストケースや共有ステップの変更をコメント付きで手動保存することができます。
「コメントをつけて履歴に保存」ボタンを押下します。
「コメント」欄に変更内容を記載します。255文字以内で自由に記載可能です。
「保存」を押すことでMagicPod上に変更内容がコメント付きで保存されます。詳細欄には変更内容の詳細が自動で入っています。
一定時間内であれば、その前に自動保存された履歴を上書きします。
復元機能
テストケースまたは共有ステップをある時点の状態に戻すことができます。
復元操作
①戻したいバージョンの「このバージョンに戻す」ボタンをクリックし、
②確認画面が表示されるので、さらに「このバージョンに戻す」ボタンをクリックします。
ボタンをクリックすると、そのテストケースまたは共有ステップの復元が開始されます。
③復元が完了するとメッセージが表示され、右側に復元操作による新たな履歴が表示されます。
②で、以下のような警告が表示されることがあります。
この場合、警告内容を確認の上、問題なければ復元操作を実行してください。
表示されているテストケース・共有ステップにも新たに履歴が作られ表示されます。
復元対象データ
- テストケース
- 共有ステップ
- データパターン
- 共有ステップ変数
- テストケース・共有ステップのステップ内で使用されているUI
制約事項
- 差分ハイライト同様、復元機能についても、画像差分確認名の復元には対応していますが、画像差分確認パターンや期待値画像の復元には対応していません。(※今後のアップデートにより改善予定です。)
- 既に削除されている共有ステップを含むテストケースには復元することができません。
- バージョン0.99.26(2023/3/26)以前のデータには復元することができません。
- テストケースで共有ステップを使用している場合、テストケースの復元によって使用している共有ステップはある時点へ復元されません。共有ステップを復元したい場合は、別途共有ステップ履歴で復元する必要があります。
- テストケース・共有ステップやUIの名前等の基本情報については、復元の対象外です。