「テスト自動化に取り組みたいけど、業務が忙しくてなかなか時間が取れない」
そんな悩みをお持ちではないでしょうか?
そんなときは、まず1時間で手軽に設定できる「本番環境が問題なく動作しているかを定期的に確認するテスト」を組んでみましょう(本番環境ではなく開発環境でも可)。
1.プロジェクトとテストケースを作成
まずは「プロジェクト」と「テストケース」を作成しましょう。
組織ページを開いて、画面右の「追加」をクリックする。
好きなプロジェクト名を入れて、プラットフォームには「ブラウザ」を選択し、「作成」をクリックする。
画面右の「+テストケースを追加」をクリックする。
好きなテストケース名を入れて「作成」をクリックする。
「テストケースを編集」をクリックする。
そうするとテストケースの編集ページに移動します。
2.テスト対象のWebサイトを指定
続いてテストしたいWebサイトのURL(本番環境のURLなど)を指定して、MagicPodのクラウドブラウザで起動します。
画面上部右の「起動」をクリックする。
テスト対象のWebサイトのURLを入れて、「OK」をクリックする。
MagicPod内のクラウドブラウザが起動したら、画面右の「要素選択」をクリックして要素選択モードを開始する。
すると左側のテスト実行ステップに、指定したURLに移動するステップが追加されます。
3.画像差分チェックを追加
続いて、移動した先のページの画像が期待した通りになっているかをチェックするステップを追加しましょう。
画面左の「行追加」をクリックし、「確認」タブの「画像差分がないか確認」をクリックする。
画面右の「要素選択」をクリックして要素選択モードを終了する。
「実行」をクリックする。
オレンジ色になったら、「詳細」をクリックする。
メッセージをクリックする。
「承認」をクリックして期待値画像を登録する。
「テストケースを編集する」をクリックする。
「画像差分がないか確認」のステップに好きな名前を入れる。
テストが正しく作れたか確認するため、再度クラウドブラウザを起動し実行します。
「起動」をクリックする。
「実行」をクリックする。
「成功」が表示されたのを確認する。
これで、指定されたURLのページに移動して画像が期待通りかをチェックするテストが作成できました。
確認したいURLが複数ある場合、「行追加」から...の手順で「URL指定で遷移」と「画像差分がないか確認」のステップを追加することで、複数ページの画像差分チェックが可能です。
4.スケジュール実行とSlack通知を設定
テストが作れたら、毎日自動で実行されるよう設定します。
プロジェクト名をクリックする。
「テスト一括実行」タブをクリックし、「詳細」をクリックする。
3点リーダーをクリックし、「編集」をクリックする。
「共有」を選択し、「OK」をクリックする。
「一括実行をスケジュール」をクリックする。
「実行する」を選択し、好きな時間・曜日を設定する。
さらにSlackでテスト結果を通知するようにします。
「共通設定」をクリックし、「テスト結果をSlack通知」を「する」にする。
「追加」をクリックする。
好きなSlack通知webフック名を入れて「Slack連携」をクリックする。
右上プルダウンより通知先のSlackワークスペースを選択し、
さらに通知先のチャンネルを選択し、「許可する」をクリックする。※個人のDMへの指定もできます。
「閉じる」をクリックする。
「×」をクリックする。
※ちなみに「テスト結果をSlack通知」を「する(詳細設定)」にすると、テスト失敗時のみ通知等もできます。
以上で設定は完了です。
これでMagicPodが定期的に本番環境にアクセスしてチェックを行ってくれるようになり、サーバーのエラーや画面崩れがあった場合に素早く検知することができます。
もっと複雑なテストを作りたくなってきたら、スタートガイドを参考にしてください。様々なテストがつくれるようになります!