注意
バージョン1.69.0のアップデートに伴い、MCPサーバーを刷新しました。このため、これまでのMCPサーバーを利用中のお客様も切り替え作業が必要となります。以下のセットアップ手順を参考にご設定ください。
目次
概要
MagicPod MCPサーバーは、AIエージェント(Cline、Cursor、Claudeなど)からMagicPodの各種機能を操作するためのモジュールです。これを導入することで、AIエージェントに対して自然言語で指示を出し、MagicPodの操作を自動化できます。
MagicPod MCPサーバーを利用して現在できる代表的な操作は、以下のとおりです。
- テストケースの作成・編集・参照・実行
- 共有ステップの作成・編集・参照
- テスト実行結果の取得
- UI情報の取得やロケーターの検証
- MagicPodヘルプセンターの記事検索
テストケースの作成・編集にあたっては、Excelなどのファイルを読み込ませ、その内容に応じた指示を行うことも可能です。このため、次のようなワークフローを作成できます。
- Excelなどで作成したテスト手順書をAIに読み込ませ、必要なテストケースを作成する
- 新機能の仕様書をAIに読み込ませ、影響を受けるテストケースを修正する
- テストの失敗をもとに原因を分析し、必要に応じてテストケースを修正する
MagicPod MCPサーバーで実現できる具体的な利用例については、MagicPod プロンプト集 もあわせてご覧ください。
そのほか呼び出せる操作(ツール)の一覧はこちらに記載しております。
| ツール名 | 用途 |
capture_ui |
デバイスの現在のUIをキャプチャする |
create_shared_step |
現在のテストケース内の連続したステップ範囲から共有ステップを作成する |
create_testcase |
指定したプロジェクトに新しい空のテストケースを作成する |
edit_data_pattern |
現在のテストケースのデータパターン(データ駆動テストの値)を編集する |
edit_shared_step_parameter |
現在の共有ステップが持つパラメータの追加・削除を行う |
edit_shared_step_steps |
共有ステップ内のテストステップを編集する |
edit_steps |
現在のテストケースのテストステップを編集する |
edit_ui_elements |
保存済みUI上のUI要素のプロパティ(名前・ロケーター)を編集する |
execute_partial_steps |
開始・終了ステップを指定して部分的なテスト実行を行う |
find_help_center_article |
MagicPodヘルプセンターの記事を検索・閲覧する |
get_command_definition |
1つ以上のMagicPodコマンドの詳細な定義を取得する |
get_health_score |
プロジェクトのヘルススコアを取得する |
get_shared_step |
単一の共有ステップの詳細(人が読める形式のステップを含む)を取得する |
get_shared_step_internal_steps |
共有ステップ定義内のテストステップを取得する |
get_test_case_detail |
単一のテストケースの詳細(人が読める形式のステップを含む)を取得する |
get_test_run |
1件のテスト実行に関する情報・成果物を取得する |
inspect_locators |
画面の安定したロケーターを提案する、または既存のものを検証する |
inspect_ui |
セッションのデバイス用に既にキャプチャ済みのUI(画面)を取得・検索する |
list_batch_run_test_runs |
バッチ実行内の全テスト実行をテストパターンごとにグループ化して一覧表示する |
list_organizations |
アクセス可能な組織を一覧表示する |
list_projects |
組織内でアクセス可能なプロジェクトを一覧表示する |
list_test_runs |
テストケースのテスト実行を実行番号の降順(新しい順)で一覧表示する |
magicpod_list |
プロジェクト内のテストケース・共有ステップ・バッチ実行・テスト設定を一覧表示する |
manage_device |
指定したセッション用のデバイスを起動・終了する |
read_shared_step |
現在の共有ステップのステップとパラメータ定義を読み込む |
read_test_case |
現在のテストケースのデータを読み込む |
search_shared_steps |
キーワードまたは正規表現で共有ステップを名前・説明から検索する |
start_batch_run |
保存済みのテスト設定に基づいてバッチ実行を開始する |
start_session |
指定したテストケース用のMagicPodセッションを開始する |
start_shared_step_session |
指定した共有ステップの編集用にMagicPodセッションを開始する |
trash_shared_step |
共有ステップをゴミ箱に移動する |
制約事項:テストの作成・編集・実行はクラウド環境のみ対応。ローカルPC環境には対応していません。
今後の拡張予定:自動修復の高度化など機能拡充を予定しています。参考: プレスリリース
セットアップ手順
OAuth認証を用いた接続についても近日対応予定です。
事前準備
MagicPod MCPサーバーを利用するには、以下が必要です。
- APIを利用できるMagicPodアカウント
- MagicPod APIトークン
-
Node.js —
npxを利用するAIクライアントの場合
MagicPod MCPサーバーはMagicPodのインフラ上で稼働しているため、お使いのAIクライアントはそこに直接接続します。このため、その他のソフトウェアをインストールする必要はありません。
AIクライアントを接続する
以下の設定では、YOUR_API_TOKENをお使いのMagicPod APIトークンに置き換えてください。
MagicPod MCPサーバーのURLは以下のとおりです。
https://app.magicpod.com/mcpClaude Desktop
- Claude Desktopを開き、Settings > Developer > Edit Configを開きます。
-
"mcpServers"内に以下の設定を追加します。"mcpServers"が存在しない場合は作成してください。{ "mcpServers": { "magicpod": { "command": "npx", "args": [ "mcp-remote", "https://app.magicpod.com/mcp", "--header", "Authorization:Bearer YOUR_API_TOKEN" ] } } } - ファイルを保存し、Claude Desktopを再起動します。
Claude Code
ターミナルで以下のコマンドを実行します。
claude mcp add --transport http magicpodCopilot CLI
ターミナルで以下のコマンドを実行します。
copilot mcp add --transport http magicpod htCodex
-
MagicPod APIトークンを環境変数として設定します。
export MAGICPOD_API_TOKEN=YOUR_API_TOKEN -
ターミナルで以下のコマンドを実行します。
codex mcp add magicpod --url https://app.magicpod.com/mcp --bearer-token-env-var MAGICPOD_API_TOKEN
セッションをまたいで環境変数を保持する場合は、exportの行をシェルのプロファイル(例:~/.zshrcまたは~/.bashrc)に追加してください。
Cursor
- CursorのMCP設定ファイルを開きます。
- すべてのプロジェクトで使用する場合:
~/.cursor/mcp.json - 特定のプロジェクトでのみ使用する場合:プロジェクトルートの
.cursor/mcp.json
- すべてのプロジェクトで使用する場合:
-
"mcpServers"内に以下の設定を追加します。{ "mcpServers": { "magicpod": { "command": "npx", "args": [ "mcp-remote", "https://app.magicpod.com/mcp", "--header", "Authorization:Bearer YOUR_API_TOKEN" ] } } } - Cursorを再起動します。
Gemini — Antigravity IDE / Antigravity 2.0
注意
ブラウザ版GeminiおよびGemini CLIは、リモートMCPサーバーをサポートしていません。MagicPod MCPサーバーをGeminiから利用する場合は、Antigravity IDEまたはAntigravity 2.0を使用してください。
- Settings > Customizations > Open MCP Configを開きます。
- 以下の設定を追加します。
{
"mcpServers": {
"magicpod": {
"command": "npx",
"args": [
"mcp-remote",
"https://app.magicpod.com/mcp",
"--header",
"Authorization:Bearer YOUR_API_TOKEN"
]
}
}
}- 設定を保存し、IDEを再起動します。
ChatGPT
注意
ブラウザ版ChatGPTは現在、MagicPod MCPサーバーに対応していません。今後のアップデートでの対応を予定しています。
ツールの利用権限を設定する
AIエージェントによっては、MagicPod MCPサーバーが提供するツールごとに利用権限を設定できます。
例えばClaude Desktopでは、MagicPod MCPサーバーのコネクタ設定画面から、各ツールの利用について、常に許可する、利用時に都度承認を必要とする、利用を許可しない、といった設定を行えます。
必要に応じて、テストケースの編集やテスト実行など、MagicPod上のデータを変更・操作するツールの利用を制限してください。
AIエージェントの利用にあたっては、社内のセキュリティポリシーや運用ルールに従ってツールの利用権限を設定してください。
特に、テストケースの編集やテスト実行など、MagicPod上のデータを変更するツールについては、必要に応じて利用時に都度承認を必要とする設定にすることをおすすめします。
トラブルシューティング
-
接続エラーまたは認証エラーが発生する場合
APIトークンが正しいこと、有効期限が切れていないこと、およびご利用のネットワークから
https://app.magicpod.comにアクセスできることをご確認ください。必要に応じて、MagicPodの設定画面から新しいトークンを発行してください。 -
npx: command not foundと表示される場合Node.js(バージョン18以降)をインストールしてください。
npxはNode.jsに含まれています。 -
回答生成中にエラーが表示される場合
例えばClaudeの無料版を使用している場合、「Claudeの応答が中断されました。」というエラーが回答生成中に表示されることがあります。これは無料版での文字数制限に起因するため、有償版のClaude Proを利用することで回避することができます。他のAIエージェントについても同様の問題が生じる可能性があるため、有償プランの契約を検討してください。
セキュリティについて
MagicPod MCPサーバーは現状AIエージェントとMagicPodサービス(MagicPod Web APIとヘルプセンター)を繋ぐ非常にシンプルな構成のモジュールです。リポジトリはGitHubにて公開しています。
- お客様の情報が機械学習に使用されることはありません。
- Web APIのトークンについてMCPサーバーのconfigファイルに記載する必要がありますが、AIエージェントに情報は渡らない作りとなっています。
- 今後機能を拡充していく予定ですが、引き続きセキュリティ面を考慮した構成とします。