「クリック」コマンドで失敗する場合、複数の理由が考えられます。問題の早期解決のため、このヘルプページに沿ってトラブルシューティングを行ってください。
目次
- クリック対象要素が見つからないことが原因で失敗している場合
- 対象の要素と別の要素がクリックされているため失敗している場合
- 実行ログ上は成功しているようにみえるが、実際はクリックが行われていない場合
- 失敗原因が不明である場合
クリック対象要素が見つからないことが原因で失敗している場合
上記画像のようなケースでは以下の可能性が考えられます。
- 指定しているロケーターに問題がある
- 画面に修正が入ったことで、対象要素のロケーターが変わってしまった
- aiロケーターを使用している
- 前のステップで画面遷移等に失敗しているため、対象要素がページに存在しない
- 対象要素の表示に時間がかかってしまった
メンテナンス方法についてはこちらをご確認ください。
対象の要素と別の要素がクリックされているため失敗している場合
実行ログに以下のような警告が表示され、その後失敗することがあります。
click([「登録する」ボタン], {})
[警告] 要素指定による操作に失敗したため、座標指定の操作でリトライします。ただし、要素の上に別の要素が重なっている場合には上にある方の要素がクリックされてしまうことがあります。
the target position: (1099, 799)
この場合は別の要素が対象要素の上に被さって存在しており、その要素がクリックされてしまったため失敗しています。詳しくはこちらのヘルプページをご確認ください。
実行ログ上は成功しているようにみえるが、実際はクリックが行われていない場合
問題の切り分けのため、以下を確認してください。
- 「クリック」コマンドを「指定位置クリック」コマンドに変えた場合も失敗するか
- ロケーターを変えた場合も失敗するか
- 手動で実行した場合も失敗するか
- 別環境(別アプリ、別実行環境、別ブラウザ)で実行した場合も失敗するか
「クリック」コマンドを「指定位置クリック」コマンドに変えた場合も失敗するか
「クリック」コマンドを「指定位置クリック」コマンドに変更し、再度テストを実行してください。もし「指定位置クリック」コマンドで失敗している場合は「クリック」コマンドでお試しください。
ロケーターを変えた場合も失敗するか
候補として表示される別ロケーターに変更した場合も失敗するか確認してください。また、一時的に隠すを行って表示される別要素への変更もお試しください。
手動で実行した場合も失敗するか
クラウド環境でのブラウザテストの場合、以下のように確認してください。ローカルPC環境で実行している場合は、同じ内容をローカルPCのブラウザで行ってください。
1. ブラウザ(テストケース編集画面の右側のブラウザ)上で開発者ツールを開く
クラウドブラウザ(MagicPod編集画面の右側のブラウザ)のChromeで実行した場合の例
2. 開発者ツールを開いた状態のまま、手動で本ステップを行なう *部分実行等の「実行」ではなく「手動」で確認する
3. 手動でも失敗する場合は「Console」タブを確認する。
- 「Console」タブに何らかエラーが表示されている場合はそのエラー内容に基づき対象アプリの修正を行ってください。
- 解決が難しい場合は「Console」タブ及び「Network」タブのスクリーンショットを取得し、MagicPodサポートにご共有ください。
「Console」タブ
「Network」タブ
別環境で実行した場合も失敗するか
以下3つの観点で検証を行ってください。
1. 別アプリ
- 開発環境でテストしている場合、本番環境もしくは別開発環境においても失敗するか
- 開発環境では失敗するが、本番環境では成功する場合は開発環境での対象アプリの不具合の可能性が高いです。アプリ開発者に確認してください。
2. 別実行環境
- クラウド環境でテストしている場合はローカルPC環境においても失敗するか
- クラウド環境・ローカルPC環境双方で失敗する場合はローカルPCのブラウザで手動テストを行い、クリック可能か確認してください。ローカルPCのブラウザでの手動テストでも失敗する場合は対象アプリの不具合の可能性が高いです。アプリ開発者に確認してください。
3. 別ブラウザ
- Chrome環境でテストしている場合はEdge、Firefoxにおいても失敗するか
失敗原因が不明である場合
本ページに記載された内容を全て確認しても解決しない場合、テスト結果ページのお問い合わせボタンより下記情報を記載してお問い合わせください。なるべく詳しく情報をいただけると早期解決の助けとなります。
//手動での実行結果
成功 or 失敗*
*手動で失敗する場合はコンソールログ、ネットワークログのスクリーンショットを添付してください
//別環境での実行結果(別アプリ、別実行環境、別ブラウザ)
*複数試された場合は全ての結果について記載してください
試した環境:
実行結果:成功 or 失敗