クラウド端末は端末の初回立ち上げに2~3分程度要します。ただし、高速起動端末については短時間で立ち上げることができます。テスト実行時間を短縮したい場合は高速起動端末を利用してください。
高速起動端末の確認方法
テスト実行設定ダイアログにて機種の選択ダイアログの下に「この端末は高速に起動します」と書かれている場合、高速起動端末となります。
一方で高速起動端末でない場合はバージョン(もしくは機種)の選択ダイアログの下に「このバージョン(端末)は起動に時間がかかります」と表示されます。
Androidの場合
Androidの場合はエミュレータ(arm64-v8a)および(x86)ごとに高速起動端末を提供しています。
2025年2月時点では以下のバージョン/機種が高速起動端末となります。
- エミュレータ(arm64-v8a): バージョン 13.0、機種 Pixel 6
- エミュレータ(x86): バージョン 11.0、機種 Pixel 3
iOSの場合
iOSの場合はOSバージョンごとに高速起動端末を提供しています。
2025年2月時点では例えば以下のバージョン/機種が高速起動端末となります。
- バージョン 18.0: 機種 iPhone 12
- バージョン 17.2: 機種 iPhone 12
注意点として、マイナーアップデートされたバージョンについては高速起動端末を提供していません。例えばバージョン 17.2はiPhone 12との組み合わせで高速起動端末となりますが、バージョン 17.0では高速起動端末を提供していません。
高速起動端末の変更について
高速起動端末についてはデバイスの普及率や安定性を考え、総合的に判断した上でバージョン/機種を定期的に変更しています。変更時は変更前より新しいバージョン/機種に変更します。
変更時は原則リリースノートおよびMagicPodコミュニティSlackにて周知を行います。
ただしiOSの場合はOSごとに「高速に起動できる」機種を提供しているため、iOS18のサポート開始などメジャーバージョンのサポート開始時には高速起動端末に関して周知していません。一方でiOS17.0->17.2などのマイナーバージョンアップデートの際は周知を行います。